認知機能

【現地レポート】認知機能リハビリ現場をレポートします ~北海道・林下病院~

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認知機能リハビリの分野における北の聖地・北海道

今回は認知機能リハビリテーションの勉強の為に、北海道に来ています。

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その流れで認知機能リハビリをおこなっている病院を見学させていただけることになりました(≧▽≦)

 

その病院は林下病院です。

 

「認知機能リハビリは、こうしてすすめろ!」というエッセンスがいっぱい!

何よりも、参加している患者さんが「一生の中で一番楽しい時間だ」とおっしゃっていたことがとても印象的でした。

 

林下病院の皆様、ありがとうございました。<(_ _)>

とっても素敵な病院だったので、ご紹介します。

 

 

林下病院ご紹介

林下病院ご紹介http://www.hayashishita.jp/idea/

 

林下病院は札幌の南区に位置する病床数145床の精神科専門病院です。

 

病院の特色として、若い方の統合失調症の治療・社会復帰訓練に力を入れており、内服治療を行いながら様々なプログラムを持つ作業療法がおこなわれています。

 

その中でも特徴的なのが、2015年より導入された「認知機能リハビリ」です。

これは北海道大学で認知機能リハビリに従事された経験ある認知矯正療法士さんを中心に活動されています。

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homareko

うちの病院にも欲しいです!!

 

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「認知機能リハ」現地レポート

プログラムの内容は、下記の3つで行われていました。

  • コンピューターセッション
  • 休憩・ウォーミングアップ
  • 言語セッション

内容はパンフレットの説明文を転記してお伝えします。

 

林下病院・認知機能リハビリプログラム

コンピューター8台

対象疾患 統合失調症、気分障害など

参加患者さん 4名 (2019.5時点)

スタッフ OT(認知矯正療法士取得)1名

リハビリプログラム NEAR

1クール 4~6か月 週3回 随時導入方式

1セッション 45分・コンピューターセッション 45分・言語セッション

プログラムの流れとしては、最初に外来にいらっしゃった患者さんを受付までOTがお迎えにいきます

 

最近は省略されがちな精神科外来の基本「患者さんを呼び入れる」という姿勢がしっかりされている事に感動しました。

 

またOT室までの移動の際には、雑談をしながら誘導していました。

こういった細かなコミュニケーションが患者さんとリハビリスタッフをつないでいるんだなと感じました。

 

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・コンピューターセッション

OT室ではNEARプログラムをおこなっています。

※NEARプログラム説明-認知リハビリテーションについて-国立精神・神経医療研究センター

 

大きな窓があり、開放的な雰囲気の中でプログラムは行われていました。

明るい窓にむかって、パソコンが配置されています。

それぞれが壁に向かうため、長机ですが個人個人が集中してコンピューターに取り組むことができます。

 

内容はNEAR推奨ソフトを使用していました。

※使用ソフト例:・「ゲームは頭をよくする」は、本当に正論?

 

 

随時、準備のできた患者さんからコンピューターセッションをはじめます。

認知矯正療法士(CRS)は、一人ひとりの斜め後ろ横に座り、圧迫感のない配慮がありました。

 

 

コンピューターセッション内で取り組んでいたソフト課題はひとつか多くて2つです。

難易度は連続性に上がるものが使われていました。

どの難易度から取り組んでいくかは、患者さん自身が選択していました。

 

スタッフの働きかけは、患者さんが選択した意図や取り組み方、戦略を言葉で表現するように働きかけていました。

この働きかけにより患者さんの考えがより整理され、認識が高まっているようでした。

 

 

CRSさんは、まず患者さんの体調の具合・日常生活での出来事や変化を話題にとりあげて、こころの準備運動をするように働きかけていました。

その後にソフトに取り組んでもらいながら

 

なぜ、そのコンピューター課題を最初に選択したのか?

以前にくらべて、よくなっています

取り組み方が日常生活にいかされていっていますね

 

などの言葉をかけて、出来る限り具体的な事柄とプログラムをつなげてフィードバックされていました。

 

その声掛けの一言が患者さんの意欲の向上や安心につながっていたと思います。

 

スタッフが困った顔をしていると患者さんも心配になってしまいます。

リハビリ内は「正のフィードバックをすること」と講習で学びましたが、どんな患者さんの反応にも正のフィードバックで返すテクニックは素晴らしいと思いました。

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homareko

私も勉強しないと…

 

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・休憩・ウォーミングアップ

同じ部屋の中ではありましたが、場所を変えて気分転換を図ります。

 

休憩は一つの机を囲んで、参加者やスタッフのそれぞれが顔を合わせるようにしていました。

 

今回は飛び入りの見学者(私)のために、ウォーミングアップは自己紹介を取り入れてくれました。

 

認知機能リハにかかわる題材を3つ提示し、その順番に沿って自己紹介をしていくという方式です。

ウォーミングアップによって、メンバーの仲がぐっと近づくので課題にも集中しやすくなります。

 

自己紹介は流暢性などの認知機能をきたえることができます。

いつもはウォーミングアップの時間を利用して、カードゲーム・ボードゲームなどを取り入れているとのことでした。

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homareko

参加されている皆さん、ありがとうございました。

 

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・言語セッション

ホワイトボードを使います。テキストは極力使いません。

 

必要ならばノートにメモするなど、学習スタイルは患者さん自身にゆだねます。

 

今回見学させていただいたセッションは、「効果的に伝えよう」です。

伝える項目の順番をホワイトボードで提示して、いま伝えたいことを項目の順番にそって話してもらいます。

 

プログラムを進行する司会者がメンバーの反応や拍手などを見て、その場を誘導していて、流れるような言語セッションでした。

 

 

また「認知機能リハビリに改善してほしいことは?」という問いかけに、患者さんたちから

 

こんなに楽しくていいことを、もっともっとみんなに知ってもらいたい

「毎日やってほしい」

「空いている日は、次のセッションのための宿題を出してほしい」

 

などの事を熱く語られていました。

 

 

これらの発言内容から林下病院のリハビリが患者さんにとって大切なものになっている事が伺えます。

この様な相互関係が築けている姿を見て感動しました。

 

 

認知機能リハビリは、病気によって低下してしまった認知機能を改善します。

 

しかし、日常生活がよくなったことが実感できなければ、取り組んでいる患者さんの満足にはつながりません。

 

そのサポートは、林下病院のリハビリに自然に取り入れられていました。

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この度は林下病院の皆様、貴重なお時間ありがとうございました。

簡単ながらではありますが、林下病院の取り組みを紹介させていただきました。

このブログを通して、林下病院のリハビリ現場のいいところが、他の病院の認知機能リハビリプログラムのヒントにつながっていってくれるといいなと思います。

 

最後までお読みいただきありがとうございました<(_ _)>

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